結婚式は人生の一大イベントですが、費用が高額になりがちなのも事実です。しかし、少しの工夫と情報収集で、予算を大幅に抑えつつ、ゲストに「来てよかった!」と感じてもらえるオリジナリティ溢れる式を叶えることができます。
ここでは、費用を抑えるための具体的なコツと、今注目されているトレンド演出をご紹介します。
I. 【費用削減】結婚式のコストを抑える5つの裏ワザ
結婚式の費用は、大きく「会場・装飾」「衣裳」「料理・引出物」「人件費(サービス料)」に分けられます。このうち、特にコスト削減効果が高い5つのポイントに注目しましょう。
1. 「日柄」と「時間帯」をずらす
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仏滅・平日を選ぶ: ゲストの都合がつけば、六曜で最も敬遠される「仏滅」や、土日祝ではない「平日」を選ぶと、数十万円単位の割引が適用されることがあります。
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トップシーズン(春秋)を避ける: 気候の良い春(3~5月)と秋(9~11月)は最も高額です。あえて真夏(7~8月)や真冬(1~2月)を選ぶと、大きな割引プランがあります。
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夕方以降の披露宴(ナイトウェディング): 昼の時間帯より単価が安く設定されている会場が多いです。都会の夜景を背景にしたロマンチックな演出も可能です。
2. DIY(手作り)で「持ち込み料」を回避・削減
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ペーパーアイテムは自作: 招待状、席次表、席札は、式場に依頼すると単価が高くなります。デザインソフトやテンプレートを活用して自作(DIY)すれば、大幅なコストダウンになります。
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ウェルカムスペースの装飾は持ち込み: ウェルカムボードや受付周りの装飾は、自分たちで用意して持ち込むことで、装飾費用をほぼゼロにできます。
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プロフィールムービーも自作: 映像制作会社に依頼すると10万円前後かかりますが、自作アプリやPCソフトで作成すれば、素材費だけで済みます。
3. 専門業者(外部)の活用と交渉
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外部カメラマンの検討: 式場提携のカメラマンより、外部のフリーランスのカメラマンの方が安価で、写真のテイストも自由に選べる場合があります。ただし、「持ち込み料」がかかるかを必ず確認しましょう。
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ドレスの「提携外」割引交渉: 式場提携外のドレスショップで運命の一着を見つけた場合、式場に**「提携外割引(持ち込み料サービス)」**の交渉をしてみる価値はあります。
4. 「装花」のボリュームと種類を見直す
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メイン装花は「高さ」より「広がり」で勝負: 高さのある装花は高額になりがちです。背が低い花器を使い、卓上に広く配置することで、ボリューム感と華やかさを保ちつつ費用を抑えられます。
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季節の旬な花材を選ぶ: 特定の時期に大量に出回る旬な花材(例:夏ならヒマワリ、秋ならコスモスなど)は、一年中供給が安定しない高価な花材よりも安価です。
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キャンドルやグリーンを多用: 花材の代わりに、グリーン(葉物)やキャンドル、小物で空間を埋めることで、おしゃれな雰囲気を作りながら花材費を削減できます。
5. 「サービス料」を意識する
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サービス料(飲食代や装飾費の10〜15%)は、料理やドリンク、装飾費が高くなるほど連動して高くなります。料理をワンランク下げるなど、サービス料がかかる項目の単価を下げることが、間接的な費用削減につながります。
II. 【トレンド演出】ゲストが喜ぶ最新のウェディングスタイル
単に豪華なだけでなく、「二人らしさ」や「体験」を重視した演出が最新のトレンドです。
1. 体験型・参加型コンテンツ
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デザートビュッフェの「ライブ感」: シェフが目の前でデザートを仕上げるライブキッチン形式のデザートビュッフェや、ゲスト自身がトッピングを選べる形式が人気です。
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「ダーツ」や「クイズ」で席決め: ゲストにゲームで楽しんでもらいながら、自然な流れで席についてもらう演出。待ち時間も楽しく過ごせます。
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ゲスト参加型の誓いのセレモニー: ゲスト全員に承認のサインやメッセージを書いてもらい、それが結婚証明書の一部になるなど、ゲストと一緒に結婚を誓い合う一体感のある演出。
2. パーソナライズされた空間と演出
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テーマカラー・テイストの統一: ドレス、装花、ペーパーアイテム、BGMまで、特定のテーマカラーや**テイスト(例:ボタニカル、ヴィンテージ、ミニマルなど)**で統一し、世界観を深く表現します。
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「趣味」や「出会い」を表現する装飾: 共通の趣味(例:登山、映画、音楽)に関するアイテムを装飾に利用したり、二人の出会いから今までの写真を大量に飾る「ヒストリーウォール」がトレンドです。
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ゲストへの「おもてなし」を最優先:
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ゲスト一人一人へのメッセージ: 席札の裏に手書きのメッセージを添えるのは定番ですが、改めて心に響きます。
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ゲストに合わせた料理の対応: アレルギーだけでなく、妊娠中のゲストや高齢のゲストに合わせた柔軟なメニュー変更をきめ細かく行うことが、高い評価につながります。
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3. SNS映えするフォトスポットの強化
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フォトジェニックな高砂(メインテーブル): ゲストテーブルを回る時間を削減し、高砂周りに時間をかけてソファ席や華やかな装飾を施し、ゲストが自由に写真撮影に来やすい環境を作ります。
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二次会やリモート参加者への配慮: 結婚式の様子をライブ配信したり、遠方で来られないゲストから事前にメッセージ動画を集めたりと、ITを活用した参加の形も進化しています。
これらの費用削減のコツとトレンド演出を組み合わせることで、予算内で「お二人らしい」素敵な結婚式を実現してください。